表紙写真家、靍田啓二さんのフォトエッセイです。
富士山を背に一面に広がるゆりの花畑。標高1,300mの高原に70種類100万株600万輪ともいわれるゆりが咲き誇っている。
ここは冨士北麓鳴沢村にある『ふじてんリゾート』である。地域の人々から天神山と呼ばれた富士山一合目にある小高い山を中心に、昭和61年富士天神山スキー場としてオープンした。現在夏の期間は関東最大級のゆり園『リリーパーク』として、お年寄りから子供達まで家族揃って花々を満喫できる。
ゲレンデや林に広がるゆりの花の、目に沁むような鮮やかな色合いと香りに包まれながら、散策路を歩けば、様々な花たちに出会うことができる。雪化粧をとった素顔の富士山もまた素敵だ。
花々と向き合う、ゆったりとした富士山との時間。冬のスキーは苦手な人も、この花のゲレンデなら心ゆくまで楽しめそうだ。
花々の美しさに癒され、富士の神様も、きっと微笑んでしまうことだろう。