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    <title>おやじの主張</title>
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    <updated>2011-03-31T02:03:39Z</updated>
    
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    <title>朝からゴキゲン</title>
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    <published>2011-05-12T02:00:10Z</published>
    <updated>2011-03-31T02:03:39Z</updated>

    <summary>「まだ寝てる　家に帰れば　もう寝てる」　 たしか、妻を詠んだそんなサラリーマン川...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>「まだ寝てる　家に帰れば　もう寝てる」　</p>
<p>たしか、妻を詠んだそんなサラリーマン川柳があったと思いますが、まさにその通り。事務系ベテランサラリーマンの私は、飲んで遅く帰った翌日もきちんと早起きをし、うんざりしながらも満員電車に揺られています。　</p>
<p>毎日、同じ時刻に、降車駅の改札に近い位置になるよう同じ車両に乗り込みます。他の乗車客も考えることは皆同じ。ですから、車内の顔触れはほぼ決まっています。　</p>
<p>代わりばえのしない車内に、いつものように乗り込んだある日。熱い視線を感じて目をやると、美しい女性が私を見ているではありませんか。車内に、明るい光がさしたようでした。　</p>
<p>彼女は、ときどきその電車を利用するらしい。できれば毎日、利用してほしいところです。乗り合わせれば、必ず私に熱い視線を送ってくる、ような気がします。つまらない通勤電車のちょっとウキウキする瞬間です。　</p>
<p>そんなできごとをうっかり妻に喋ったら、「勘違いに決まっているじゃない。ずっとバカな妄想でも抱いていれば」　と、一笑に付されてしまいました。　</p>
<p>しかし、私はめげない。近頃は、若い女性が、ずっと年上のおじさんに憧れるご時世なのだ。〈バレンタインデーにはチョコレートをもらえるかもしれない〉と、楽しみをふくらませているこの頃です。</p>
<p class="text-right">生まじめクン（52・東京都）</p>]]>
        
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    <title>まさかの運命</title>
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    <published>2011-04-28T01:54:04Z</published>
    <updated>2011-03-31T01:58:26Z</updated>

    <summary>老いた母のことが気になるのか、隣町に住む妹が家族と一緒によく顔を出すようになった...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>老いた母のことが気になるのか、隣町に住む妹が家族と一緒によく顔を出すようになった。最近は週に一回は、晩ごはんを食べにくる。　</p>
<p>妹の夫君は明るく話し好きの好人物。十歳になる姪っ子は、伯父の私に似てかわいい顔をしている。声が少しハスキーで、男の子にももてるらしい。　</p>
<p>そんな妹家族がくると家の中がワッと明るくなるので大歓迎である。　</p>
<p>しかし、私にはちょっと姪っ子がやっかいでもある。　</p>
<p>性格が悪いとか、いたずらが過ぎるということはない。とてもいい子だ。　</p>
<p>ただ、名前が問題なのだ。　なんと私が学生時代に付き合っていた彼女と同姓同名なのだ。　学生時代、私は京都で一人暮らしをしていた。そのほぼ四年間、私と彼女は、勉強やサークル活動でいつも一緒だった――。　</p>
<p>姪っ子が生まれ、名前を聞いた時は驚いた。妹は、私の京都時代の彼女のことは知らない。それは母と私だけの最重要機密だ。偶然とはいえ、まいったなあと思ったものだ。　</p>
<p>妹家族が来ると、いやでも「○○」とその名前が皆の口から出てくる。私だってその名前を呼ぶ。酒に酔っているときなどは、妻の前でわざと呼んでみたりする。実に楽しい。しかし、それでも仕事から帰ったあと、妻から「今日、○○ちゃんから電話があってね&hellip;&hellip;」などと姪っ子の名前が出てくると、一瞬、ギョっとする。　</p>
<p>ドキドキ、ハラハラ、冷や汗も出てくる。時折、母はニヤリと私を見る。ああ、なんだか京都に行きたくなってきた。</p>
<p class="text-right">ラブリーな思い出（49・東京都）</p>]]>
        
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    <title>海の中の初体験</title>
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    <published>2011-04-14T01:44:58Z</published>
    <updated>2011-03-31T01:51:31Z</updated>

    <summary>　思うところあって会社を早期退職して一年。あいた時間でさまざまなことができると喜...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>　思うところあって会社を早期退職して一年。あいた時間でさまざまなことができると喜んでいたが、実際には日常生活に忙殺されるばかり。なかなか思うようにいかなかったが、この秋、初めて沖縄にひとり旅をし、かねてから体験したかったダイビングに挑戦した。　</p>
<p>資格取得にはそれなりに手間取ったりもしたのだが、初めて体験する海の中のなんてワクワクすること。今までこの世界を知らなかったことが本当に悔やまれる。　</p>
<p>深い青い世界に魚たちが遊び、水の中で体重を忘れる。目に映るものすべてが初めて見る世界。感じることすべても初めての体感。本当に「無」になる瞬間を味わったら、もう地上には帰れない(!?)、とはちょっと大げさだが、自分にはまだまだ知らない世界があったんだなぁと実感した。　</p>
<p>来年は月一度のペースでダイビングをしたいと思っている。妻も一緒に来たがっているが、ここは最高の贅沢。申し訳ないが、自分だけの喜びとして満喫したいワクワクである。</p>
<p class="text-right">未知との遭遇（59・神奈川県）</p>]]>
        
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    <title>お餅ラプソディー</title>
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    <published>2011-03-24T01:36:01Z</published>
    <updated>2011-03-31T01:42:35Z</updated>

    <summary>農家の男五人兄弟の四男坊だった私は、自己主張の強い他の兄弟たちに押され、どちらか...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>農家の男五人兄弟の四男坊だった私は、自己主張の強い他の兄弟たちに押され、どちらかというと、控え目な性格だった。　</p>
<p>子どもの頃、何といっても楽しみだったのは、腹いっぱい食べられる正月の雑煮だった。それは、兄弟との勝負のときでもあった。「大人しい四男」のレッテルを返上するチャンスである。　</p>
<p>おふくろが朝六時、私たち兄弟の枕元にやってきて聞く。「おい。餅、いくつ食う？」　</p>
<p>おふくろの問いかけに、まだ眠気の醒めきれない頭をふる回転させ、必死で考える。</p>
<p>「今日の体調だと、六つか&hellip;&hellip;。いや、でも兄貴たちは七つ食べるかもしれない。弟には最低でも勝ちたい」　</p>
<p>わが家のついた餅はとても大きいのだ。角餅で、縦十センチ、横六センチ、幅二センチといったところか&hellip;&hellip;。「オレ、七つ！」。私の一声に、オレも、オレもと兄弟たちは手を上げる。　</p>
<p>食卓に並ぶおせち料理。そして、あふれんばかりの餅の入った雑煮。それでも、「苦しい。苦しい」と言いながら喜んでみんなで食べた。　</p>
<p>今は二つも食べられないが、雑煮を見ると当時のワクワク感が蘇る。　</p>
<p>年末、今でも兄弟がそろって餅をついている。　みんな餅に対しては、格別の思いがあるのかもしれない。だから、わが子にも、姪っ子にも甥っ子にも、たくさん餅をもてなす。　一人息子は、なぜか餅が大の苦手になってしまった。</p>
<p class="text-right">お腹が餅肌（58）神奈川県</p>]]>
        
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    <title>よきライバル</title>
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    <published>2011-02-09T07:04:30Z</published>
    <updated>2011-02-09T07:05:39Z</updated>

    <summary>結婚して二十六年。二人の息子も社会人となったが、私と妻はいつもライバルだった。　...</summary>
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        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>結婚して二十六年。二人の息子も社会人となったが、私と妻はいつもライバルだった。　</p>
<p>彼女とは学生時代に建築の勉強をした間柄。気は強いけれど、建築に対する思いを尊敬して、結婚をした。　</p>
<p>彼女が結婚の条件にあげたのは「生涯、建築の仕事ができること」。　</p>
<p>二つ返事でＯＫしたが、実際に生活を始めてみると、互いに多忙を極め、家事も子育てもできるほうがする。彼女が売れっ子になった時期は、子どもの送り迎えから料理、掃除、洗濯と、十年近くは私が担当した。　</p>
<p>日々の忙しさと同業ゆえの彼女に対する嫉妬心もあり、口も聞かないほどギクシャクした三十代だったが、少しずつ、互いを認め合え、三年前から二人で事務所を作った。　</p>
<p>今は阿吽の呼吸で、なんでも話し合える同士。ふたりで酒を酌み交わす夜も多いが、そんなときつくづく思うのは、「あぁ、ステキな女性になったなぁ」ということ。人生の積み重ねがきちんと生きて、本当に大人のイイ女になった妻に、最近は惚れ直している状況です。</p>
<p class="text-right">一休建築士（56・千葉県）</p>]]>
        
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    <title>後押し上手</title>
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    <published>2011-02-09T06:59:54Z</published>
    <updated>2011-02-09T07:03:58Z</updated>

    <summary>うちのカミサンは根っからのお嬢様育ち。現実を理解できないのか、あえて理解しようと...</summary>
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        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>うちのカミサンは根っからのお嬢様育ち。現実を理解できないのか、あえて理解しようとしていないのか、そのあたりはわからないが、こちらの危機感に関係なく、結果的には僕の背中を押してくれる。　</p>
<p>三十五歳で家を買ったときも、向こう二十五年続くローンをイメージして少しでも節約しようとする僕に「あなたなら大丈夫よ。がんばって」のひと言で予定より六百万円近くオーバーしてしまった。娘や息子のお受験のときも、「無理せず公立に行かせれば？」という僕の言葉を完全無視して突っ走った。　</p>
<p>いちいちムッともするのだが、結果的には自分の人生が充実していたのは、彼女のおかげだと思ったりする。　</p>
<p>負荷をかけられなければ、長いものに巻かれ、ダラダラと凡庸に仕事もしてきたかもしれない。彼女からの経済的プレッシャーのおかげで仕事にも邁進し、実りあるサラリーマン人生を過ごせた気がする。そして、何より驚いたのは、彼女がきちんと貯金を重ねてくれていたこと。切迫した我が家の家計の中でどうやりくりしたのか、住宅ローンは前倒しで返済してくれていた。　</p>
<p>そんなわけで、僕は定年を待たずに再来年、早期退職をしようと思っている。カミサンに叱られるかな、と思いつつ、相談したら、笑顔で「今までお疲れさま」と言ってくれた。こいつ、本当にやるな、と思った。</p>
<p class="text-right">結果オーライ（55・東京都）</p>]]>
        
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    <title>我が家のみそスープ</title>
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    <published>2011-01-25T08:12:00Z</published>
    <updated>2011-01-25T08:14:02Z</updated>

    <summary>私は大の和食党で、学生の頃、自炊していたときも、ごはんとみそ汁を朝から作るのを習...</summary>
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        <name>金野美穂</name>
        
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        <![CDATA[<p>私は大の和食党で、学生の頃、自炊していたときも、ごはんとみそ汁を朝から作るのを習慣にしていました。青ねぎを刻み、豆腐とわかめの入ったみそ汁が私の朝の定番でした。</p>
<p>それが、結婚を機にがらっとかわってしまったのです。</p>
<p>シンガポール駐在中に、一緒に仕事をしていた日本語も堪能な女性と結婚。言葉も文化もお互いわかりあえ、妻はよきパートナーなのですが、妻はなによりも辛いものが大好きなのです。私の定番みそ汁をどんどん改造していってしまったのです。</p>
<p>はじまりは、一味唐辛子でした。</p>
<p>みそ汁に真っ赤な一味唐辛子が浮いていました。「これは、暑い日には元気が出ていいかもね」と褒めてからというもの、毎朝、何か「技」のあるみそ汁が出てくるようになってしまいました。</p>
<p>みそ汁は、シンプルでいいのに......。</p>
<p>しかし、妻は一生懸命朝早くから起きて食事のしたくをしてくれます。「いいなあ、うちはパンと牛乳だけだよ」という同僚のことを思うと、私は何も言えません。　</p>
<p>昨日の朝のみそ汁にはオクラらしきものが入っていました。オクラは大好きです。だけど、それはハラペーニョ（トウガラシの一種）でした。私は、口から火を噴きそうでした。奥さんは、平気な顔をしてハラペーニョみそ汁をすすっていました。</p>
<p>国際結婚は結構大変かも......と思いはじめております。</p>
<p class="text-right">純和風の夫（42・神奈川県）</p>]]>
        
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    <title>もっと食べたい</title>
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    <published>2010-12-27T02:04:54Z</published>
    <updated>2010-12-27T02:06:19Z</updated>

    <summary>太い二の腕、強烈な腰回り、食欲は私の倍以上。《このままでは妻は生活習慣病になって...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dananet.jp/oyaji/">
        <![CDATA[<p>太い二の腕、強烈な腰回り、食欲は私の倍以上。《このままでは妻は生活習慣病になってしまう》と心配していた矢先。妻も「まずい！」と自覚したようでダイエットを始めました。　</p>
<p>まずは夜のウォーキング。一人、汗を流すと思いきや「一人じゃ怖い」とかで私も同行することに。それはまあいいのですが、妻は夕食に少量のサラダしか食べなくなりました。　</p>
<p>食事制限にはちょっと不満ブーです。意気込みは感じますが、私の食事も野菜を煮たり、蒸かしたものばかりに。肉料理がメインで、揚げ物もよく並んだ食卓は見るかげもなく、ある晩、私は恐る恐る妻に聞きました。　</p>
<p>「最近の夕飯のおかず、ちょっと寂しくない？」　</p>
<p>すると妻は即座に「だって、おいしそうなものを作ったら、私も食べたくなるじゃない」。　</p>
<p>気持ちはわかります。でも、せめて「あなたの体のためにもいいのよ」ぐらい言ってほしかった、とガックリしてしまいました。　</p>
<p>そんな日々から半年。少しスマートになった妻が突然、私にあるものを差し出したのです。それは前から欲しかった腕時計でした。　</p>
<p>「ダイエットのおかげで食費が浮いちゃったの」　</p>
<p>こうなると、妻には、もっとダイエットに励んでほしいと期待するばかり。　この先も、妻の体重を中心に生活が回っていくのでしょうね。</p>
<p class="text-right">焼肉大好き（50・三重県）</p>]]>
        
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    <title>どちらも怖い</title>
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    <published>2010-12-10T02:11:45Z</published>
    <updated>2010-12-10T02:14:08Z</updated>

    <summary>この春に新築したわが家の隣は墓地。しかし、吹き抜ける風はさわやかで、夏でも冷房い...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dananet.jp/oyaji/">
        <![CDATA[<p>この春に新築したわが家の隣は墓地。しかし、吹き抜ける風はさわやかで、夏でも冷房いらず。エコな家だと感心していましたが......現実的なものが夜ごと出るのです。</p>
<p>カーテン裏から、冷蔵庫と壁の間から、黒光りするそやつは、ササササッと素早い動きで私たちの目の前を通り過ぎていきます。</p>
<p>私などは「出た―っ」と気味の悪さに顔を引きつらせて、ソファーの上に飛び上がるのですが、カミさんはそやつをスリッパで、ときには読みかけの雑誌や新聞紙で「スパーン」と小気味いい音を残して退治してしまいます。見事な腕前は、幼いときより鍛えし剣道三段のなせる技と、ただ感心しておりました。</p>
<p>ところが先日、会社の後輩たちをわが家に招待してビールを飲んでいたときのこと。例のやつが遠慮もなくソファーの下から出てきました。「キャーッ」。なんとカミさんは普段と一変し、乙女のような声を出して隣の私にすがりついたのです――。</p>
<p>私は思いました。黒光りするやつも怖いが、カミさんも怖いと。</p>
<p class="text-right">ビール党（48・岐阜県）</p>]]>
        
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    <title>昔日の面影は消えて</title>
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    <published>2010-11-25T09:02:52Z</published>
    <updated>2010-11-25T09:03:58Z</updated>

    <summary> うちのかみさんは本当にコワい。若い頃はかわいらしくて、何を聞いても「はい、あな...</summary>
    <author>
        <name>金野美穂</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dananet.jp/oyaji/">
        <![CDATA[ <p>うちのかみさんは本当にコワい。若い頃はかわいらしくて、何を聞いても「はい、あなたのお好きなように」とうつむきながら答えるような女性だったのに、日に日に力強くなり、今や昔の面影は皆無といっていい。結婚式のウエディングドレス姿を見て「食べてしまいたいくらいキレイだ」と感じたのも昔、今は「なぜ、あのとき食べておかなかったのだろう」と後悔することもしばしばである。</p><p>
これは自分が悪いのだが、たった一度の浮気のときもすさまじかった。寝ている間に僕の腕やら足やらに油性のマジックで浮気相手の名前を書く。当時小学校低学年だった娘と息子に彼女の名前の書き取りを十ページもさせる。僕の下着を夜中にはさみで何枚も切り刻んだこともあった。子どもたちのお受験のときの彼らに対する教育ママぶりも後ずさるほどすごかった。 <br /></p><p>が、結婚二十八年。結局はかみさんなのである。多くを語らずとも、状況をのみ込み、疲れていれば僕の好きな銘酒を取り寄せ、夕食の席に並べてくれる。仕事のトラブルは一切語らないが、なぜかわかって（それはそれでコワい。スパイでも雇っているのか？）、いつもなら絶対に言わない「気をつけて行ってらっしゃい。今日は美味しいものを作っておくから」などと言ってみたりする。
気がつけば、彼女に守られているなぁと思うわけで、こうなったら、どこまでも、共に歩もうと思ったりもする。</p>

<p class="text-right">空飛ぶおやじ（55・東京都）</p>]]>
        
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    <title>うちの「大黒柱」</title>
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    <published>2010-11-11T08:24:00Z</published>
    <updated>2010-11-15T08:24:48Z</updated>

    <summary> 僕の奥さんは、とてもめずらしい日本人です。 アメリカ人の僕が日本で働いていたと...</summary>
    <author>
        <name>草間　康之</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dananet.jp/oyaji/">
        <![CDATA[ <p>僕の奥さんは、とてもめずらしい日本人です。</p>

<p>アメリカ人の僕が日本で働いていたときに、友人の紹介で知り合いました。</p>

<p>つきあっていたときから「おまえはバカだなー、こんな気の強い女とつきあって！」と自分でもいいきる豪快さんでした。</p>

<p>おとなしいかわいい日本人は多いけど、ぐいぐいひっぱってくれてかっこいいなあと思って結婚しました。</p>

<p>結婚して十五年になります。今は、十二歳と七歳の娘とシアトルに住んでいます。</p>

<p>こちらに戻ってもう十二年たつのですが「おまえのせいでガイジンになったじゃないか！」「おまえが会社に行けるのはわたしが家庭を守ってるからだぞ、覚えておけ！」と毎日どなられています。</p>

<p>会社の同僚が遊びにくると、キッチンでごはんを作るのが僕で、お客さんとお酒を飲んでガハハハ笑っているのが奥さんです。誰も彼女が日本人だとは信じてくれません。「アメリカ人の日本人に対する偏見をなくすのだ！」とアンチ大和撫子を全うしています。</p>

<p>もうすぐまた結婚記念日がやってきます。「ほんとわたしって我慢強いよなあ」と彼女はいいます。僕は、「そうですね、ありがとうございます」といってビールをついであげています。僕の奥さんはどういうおばあさんになるのでしょうか。</p>

<p>これからもそばでずっと見ていきたいと思います。</p>

<p class="text-right">尻にしかれて十五年（48・シアトル）</p>]]>
        
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    <title>明るさ一番</title>
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    <published>2010-10-14T08:22:30Z</published>
    <updated>2010-11-15T08:23:20Z</updated>

    <summary> うちの奥さんはとにかく明るい。どうすれば、ああいう性格になるのだろうと、生まれ...</summary>
    <author>
        <name>草間　康之</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dananet.jp/oyaji/">
        <![CDATA[ <p>うちの奥さんはとにかく明るい。どうすれば、ああいう性格になるのだろうと、生まれたときからの話をじっくり聞いてみたいほど、明るい。もともと彼女と結婚をしようと思ったのは「非常に運が良さそうだから」。</p>

<p>研究者という職業がら、難問に取り組み始めると何日も口をきかずにむっつりとすることもあれば、研究が認められずに職を失うこともあった。どちらかといえば、安定しない生活だったにも関わらず、いついかなるときも明るい。</p>

<p>悩みを相談すれば、すべてを高らかに笑い飛ばす。愚痴をいえば、「その愚痴を百回紙に書いているうちに忘れる」と紙とペンを持ってくる。落ち込んでいると「朝までカラオケをしよう」とカラオケボックスに連れて行かれ、頼みもしないのに、僕用のリクエストを入れ、三十曲くらい歌わされる。</p>

<p>そして、いつも何でもないことのように、すごい一言を言ってのける。なかでも僕の心を支えたのは「明日の仕事より今日のご飯を考えましょう」という一言。常にまだ見ぬ未来を考え、思い悩む質の自分にとって、それよりも、今この瞬間の楽しいことを考えようというアドバイスは非常に心に響いた。</p>

<p>お恥ずかしい話だが、結婚三十年。僕は彼女に、彼女のいない明日は考えられないほどの人間にされてしまった。</p>

<p class="text-right">研究してみれば（58・神奈川県）</p>]]>
        
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    <title>動じない心が大事</title>
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    <published>2010-04-22T09:01:35Z</published>
    <updated>2010-11-15T09:02:24Z</updated>

    <summary> 先日、会社の昇格試験を受けました。さすがに０点では恥ずかしい。せめて五十点（百...</summary>
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        <name>草間　康之</name>
        
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        <![CDATA[ <p>先日、会社の昇格試験を受けました。さすがに０点では恥ずかしい。せめて五十点（百点満点中）を目ざし、試験日の一週間前から勉強に励みました。</p>

<p>試験当日。「始めてください」の声と同時に張り切って答案用紙をめくる。</p>

<p>「うわあ、こうきたか」</p>

<p>ぼくの心の声かと思いきや、隣のおっさんが大きな声で一人ごちているではないか。「まさか、ここが出るとは」などと、いちいちうるさい。怒鳴りたい気持ちを抑え、おっさんに気を取られまいとする間に試験時間は刻々と過ぎていく......。結果は、聞かないでください。</p>

<p>試験勉強も大切だが、何事にも動揺しない心をつくることのが大切だったかもしれない。</p>

<p class="text-right">メタボラインズ（49・埼玉県）</p>]]>
        
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    <title>選択ミスとその成果</title>
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    <published>2010-04-08T08:57:50Z</published>
    <updated>2010-11-15T08:58:24Z</updated>

    <summary> わが人生の大きな転機となった失敗は、大学入試でした。高校が男子校だったこともあ...</summary>
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        <name>草間　康之</name>
        
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        <![CDATA[ <p>わが人生の大きな転機となった失敗は、大学入試でした。高校が男子校だったこともあり、進学後の目標は、親の干渉を逃れての都会での下宿生活と女の子と遊ぶことでした。そのため大学選択の基準も、大学の所在地が都会にあることが最優先でした。</p>

<p>第一志望が不合格で、私学の薬学部（女子多数）へ入学したのですが、私の目論見は入学説明会まででした。なんと、薬学部の校舎の所在地が二年次以降は東北のとある県だったことが分かったのです。</p>

<p>夢に見たバラ色の学生生活が悪夢と変わりました。そこは熊や鹿が出没し、下宿の廊下では野兎が駆け回るといったふうでした。</p>

<p>それでも、仲間といつも一緒だったことから、助け合いの精神が養えたことは貴重な体験でした。</p>

<p>下宿生活で友人と同じ釜の飯を喰い、田舎的な発想を身につけたことが、現在、地方の環境整備の仕事に就く自分にとってかけがえのない力となっています。「人生いろいろ、失敗の受けとめ方＝力」これが、自分の実感です。</p>

<p class="text-right">森　一（50・埼玉県）</p>]]>
        
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    <title>家族への感謝</title>
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    <published>2010-03-24T08:56:55Z</published>
    <updated>2010-11-15T08:57:36Z</updated>

    <summary> 一年前の春、私の人生は変わりました。自営業の施工の仕事に追われる私の体調を心配...</summary>
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        <name>草間　康之</name>
        
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        <![CDATA[ <p>一年前の春、私の人生は変わりました。自営業の施工の仕事に追われる私の体調を心配した家族が血液検査をすすめてくれました。そこで診察を受けると、余りの異常値で緊急入院することになりました。</p>

<p>二週間の入院でしたが、親しくなった隣室の方が亡くなるという経験もしました。その方は私が退院した日がお通夜でした。その衝撃は今も消えません。また、入院中、知り合った患者さんたちからいろいろな体験を聞かせていただき、生き方を考える良い機会となりました。</p>

<p>そして、退院すると「仕事は半分で十分、後は楽しく生きていく」と家族に宣言したのです。</p>

<p>今では食事療法をしながら、お気に入りの車でオートキャンプに出たり、長距離をのんびり走る自転車サークルのイベントに参加するなど楽しく充実した生活を送っています。</p>

<p>お金では買うことができない健康の有り難さを一番に考え、家族に感謝しながら楽しく生活できる今は本当に幸せだな?と感じています。</p>

<p class="text-right">アルちゃん（48・神奈川県）</p>]]>
        
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