ブッダの国・インド

体を大自然に順応させる

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いま経済成長の著しいインドですが、じつはインドは、物質的なこと、経済的なことで動いていません。哲学で動いている国なのです。

物質的なことは、目に見えます。効率を重んじたり、すぐに結果を求めようとします。

けれども哲学的なこと、精神的なことは目には見えません。効率や結果は二の次です。

インド人は、目に見えない働きをとても大切にしています。目には見えないけれど、地球を動かしているおおもとの力、すなわち神さまのことを、いつも考えて生活しています。
インド人は、「すべてのものが神さま」と思っています。「わたし」というものは、ほんとうのところ何もない。すべてが神さまの創造したものであると信じているのです。

畑で収穫しても、仕事で給料を得ても、何かいいことがあっても、自分の力で得たわけじゃない。すべてが神さまのものであり、神さまのおかげと思って暮らしているのです。

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