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「Spire Stone」―サマタ瞑想―

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一定時間を経過すると、「Well done(良く出来ました)」との表示と一緒に、一分間の呼吸の要約が表示されます。

124秒が経過。平均一分間に7回の呼吸をしているとの結果が表示されます。長く深い呼吸ができるようになります。このまま瞑想を続けることもできます。

川上仁一氏(甲賀流伴党21代目宗家、三重大学社会連携研究センター特任教授)の説明によると、忍者も特殊な呼吸法を会得していたと説明します。

隠行で気配を消すとき、短く息を吸い、長くゆっくり(約一分)と息を吐く「息長(おきなが)」をしていたというのです。 創意工夫により、「Spire」アプリを使い「息長」を習得できるようになるかもしれません。

このように「Spire」アプリは、集中型の瞑想(サマタ瞑想)には向いていますが、拡散集中型の瞑想(ヴィパッサナー瞑想)に使うのは向いていません。

ヴィパッサナー瞑想の一つ「手動瞑想」では、両手を一定のリズムで動かします。その動かす動作を意識(気付き)することにより覚醒を促す瞑想方法です。この瞑想方法では、身体を動かすたびに呼吸がみだれてしまうからです。

「ダーナネット」では、タイのスカトー寺副住職プラユキ・ナラテボー師の協力のもと、「サマタ瞑想」や「ヴィパッサナー瞑想」などの実践的行法の紹介をしていきます。

ナラテボー師に教わりながら呼吸法を実践する筆者

 

〈Spire公式サイト〉
公式サイトは英語です。
Spire – Live Better
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