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【レポート】“マインドフルネス瞑想療法士”への道 第1回

文=ビーママ
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うつ病や不安障害などの精神疾患を治すための「マインドフルネス心理療法」をご存じですか?

うつの予防には、ジョン・カバット・ジンのマインドフルネスに基づくストレス低減プログラム(MBSR)が広く知られていますが、実は日本にもあるんですよ。
それが、自己洞察瞑想療法(SIMT)です。

私(ビーママ)は、今年の6月から、SIMT開発者の大田健次郎氏(日本マインドフルネス精神療法協会理事長)が主催する「マインドフルネス瞑想療法士(MMT)育成講座」に参加しています。

アラフォーワーママ(3歳児育児中・常に余裕なし)である私に、果たしてマインドフルネスの実践ができるのか。そして、MMTになれるのか!? いろいろ疑問はありますが、この連載では、マインドフルネスを身をもって学び、実践するリアルな日々を綴っていきます。

     *   *   *

育成講座は、全10回の講義と課題の実践で構成されています。
第1回は、6月9日(土)9時半~16時半まで、埼玉の浦和会館にて、開催されました。

初回の内容は、「うつ病──自殺と治療法の限界」「マインドフルネスとは」「欧米のマインドフルネスとの違い」「自己洞察瞑想療法(SIMT)の基礎」など。
実際に、講師の大田先生がカウンセラーとなり、グループセッションを行う、デモンストレーションの時間もあります。

参加者は、次の講座までの1か月間、課題の実践が欠かせません。
実践内容を記録して、次の講座の時に提出すると、郵送にて講師よりコメント&アドバイスが届きます。

運転手さんの対応にイラッ

画像・AdobeStock

初回の課題の一つに、感情的になった出来事を「日記」として詳述するというものがありました。対人関係でどのようなやりとりがあり、どんな気持ちが起きたか。そして、どのような行動をとったかを書き留めるのです。

私は、バスに乗ったとき、運転手さんの対応にイラッとしたという出来事を記録しました。機嫌をそこね泣き叫ぶわが子を抱え、ものすごい荷物を持って乗車したときのこと。ICカードの残高が不足しており、チャージをしなければならないのにお金がなかなか入らず、焦る私に対して、運転手さんは冷たい視線を送るのみで、全然手伝ってくれませんでした。

講師からのコメントには、「この運転手は、不機嫌でしたが、何かの本音があったのでしょう。こちらの本音と相手の本音のズレで、感情が起こります」とありました。

本音とは、SIMT特有の用語で、一般的に使われる本音とは少し意味が違います。主観的、独断的に評価を下すことであり、またその基準を指し、誰もがそれぞれ持つものです。

そのときの私の本音を探ってみると、「この人は嫌い」という嫌悪の本音と、「大変な状況なのだから助けてくれてもいいのでは」という甘え、依存の本音が見えてきました。

……と、このようにして、日常生活のさまざまな場面で、いま心に何が起きているのかを洞察していきます。SIMTの実践を続けるなかで、今後、自分自身がどのように変化するのか、またはしないのか、こちらで毎月一回、ご報告させていただきたいと思います。

※SIMTに興味を持たれた方は、佼成出版社の本『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』をご覧ください。

 

〈書籍情報〉
うつ・不安障害を治すマインドフルネス
著者:大田健次郎
出版社:佼成出版社
定価:本体2,000円+税
発行日:2013年6月
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