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葉祥明美術館特別イベント「御仏の心と絵本『リトルブッダ』」

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葉祥明[ようしょうめい]ハートフルメッセージ絵本原画展『リトルブッダ』」が2019年1月19日(土曜日)から3月15日(金曜日)にかけて北鎌倉にある葉祥明美術館で開かれました。

期間内の特別イベントとして、鎌倉五山・浄智寺[じょうちじ]住職の朝比奈恵温[えおん]さんによる「御仏の心と絵本『リトルブッダ』」と題された法話会とイスを使った坐禅会が開かれました。3月9日(土曜日)の午後2時から同美術館にて開催され、そのイベントに参加してきました。(報告/ダーナネット編集スタッフ)

東京から電車で1時間、ちょっとした旅行気分でお昼近くに北鎌倉駅に到着。3月のうららかな陽気の中を鎌倉散策の観光客に交じって歩きます。美術館は駅から徒歩7分。「あじさい寺」で有名な明月院へ行く途中にあります。

当日は、美術館が事前に準備した数では足らず。席を増やし70名を超える参加者が、この特別イベントを体験しました。

冒頭、堀内重見[じゅうけん]館長より、美術館の紹介がなされました。この美術館は絵本作家の葉祥明氏による個人美術館であり1991年に開館しました。葉氏自身も「メルヘン作家」として著名であり、その画業も既に45年を越えています。

今回の特別原画展のテーマである『リトルブッダ』についても解説。1996年に出版されたこの絵本の原点は、葉氏が、1993年に映画監督ベルナルド・ベルトルッチ氏(2018年11月没)が監督した「オリエント三部作」の最終章であり絵本と同名タイトルの映画『リトル・ブッダ』を見た事に遡ります。葉氏は東洋人として、自身が「ブッダ」を絵本にすることに興味を覚え、映画に触発されて創作されたとのことでした。

そして、今回の特別展に浄智寺の朝比奈恵温住職をお招きしたのは、館長の堀内さんが朝比奈住職の坐禅会に参加し坐禅は型ではなく、その方法や考え方が大切であるとの説法に感銘を受け、美術館で観客の方と一緒に坐禅会できるのではないかと企画されたそうです。

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